様々なスポーツの指導者との話をする機会が増えてきました。
そこでの話の中で、
「トレーナーさんを雇っていた時があるんだけど、何か違うなって思って辞めてもらった事があるんですよね」
どうして、辞めてもらったのかを聞くと、
「私は走る事が基本で大切だと思って、トレーナーさんに伝えていたのですが、走る種目をほとんどやらなかったんです」
私は
「それってクライアントさんのこと考えてないよね。だから辞めてもらって正解じゃないですか」
トレーナーさんたちはものすごく勉強しています。(指導者が勉強していない訳ではありませんが)
その勉強をしている中で、クライアントさんの思いにどう繋げていくが仕事だと思っています。
にも関わらず、クライアントさんの意向を取り入れないのであれば、チームは崩壊していくきっかけになりかねません。同じトレーナー仲間としてちょっと残念に思いました。
さて、日本のスポーツは、今「体育」から「スポーツ」に変わっている途中です。
私の開催している運動教室では、「楽しそうにやっている」「子どもたちがまた行きたいって言っています。」「友達誘います!」っていう声をいただいています。
私のクライアントさんは、保護者の方です。
こいうった声はやっている事が間違っていないということになるのかと思います。
スポーツは本来選手たちが主役で、それを応援する方がスポンサーとなって楽しさをもらうものだと考えています。
しかし体育の考え方(あっているかわかりませんが)だと、指揮者が一番であり、参加している人はその他大勢の人で、ミスが許されないとなってしまいます。
そこにはスポンサーはいても目的が全く違います。
誰のためのスポーツで、クライアントは誰なのか、スポンサーは何を求めて応援しているのかを考える事が必要だと思います。
スポーツに限らず、選手やお子さんにこれらのことを伝えることで、取り組み方が変わってくると思います。
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