小学生の運動クラスは少数で行なっています。
そこで、3兄弟できている子たちがいます。
一番上は4年生、二番目は2年生、一番下が1年生です。
兄弟で参加しているので、どうしても競争心が強くなります。
常に「勝った!」「俺一番!」なんて勝手に勝負して喜んでいます。
勝つことにこだわりすぎると、内容が適当になってしまってやってほしい運動がおろそかになってしまうので、「今は勝つことじゃなくて正しくやることが大事なんだよ」と伝えます。
そんな感じで活動をしているのですが、1年生の子がうまくできなくて道具に八つ当たりをしていました。
この活動は、4年生や2年生もうまくできていません。
道具に当たると言うこと行為は、小さい時からしてもらいたくないので、すぐに呼び止めました。
「できないから沢山の練習してうまくなっていくんだよ。すぐにできると思ったの?」
って聞くと
「できるもん」
と言い切ります。
もう一度やってもやっぱりできません。
どんな年代でも、「できないから挑戦する」思考が必要だと思いました。
「できる」「できる」と言ってやることもいいですが、何も工夫せずに失敗を繰り返します。
彼は、何度も同じところで失敗していました。
そこで、もう一度呼んで
「お兄ちゃんやお姉さんたちもできないだからできなくて当たり前何だよ。でも、お兄ちゃん、お姉ちゃんは、できないから工夫して少しずつできるようになってるんだよ」と言うと
少し不服そうでしたが、「挑戦する」と言ってやり直しました。
すると、先よりも違う方法やお兄ちゃんたちがやっている方法をやろうと変化が出ました。
私自身もすぐにできるという思考になることがあります。大概はうまく行きません。
でもそこから現実を受け止めることによって、工夫して変化がおこり、できた!になります。
どんな年代も現実を受け止めることを促してみてください。
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