「集団内で共通認識つくる」

本日の日刊スポーツ静岡版はお読みいただけましたか?

今回の連載記事は
「集団内で共通認識つくる」

紙面では、「チームワークを高める」「チームワークを深める」という同じ様な言葉から解説をさせていただいています。

みなさんもちょっと考えてみてください。

先日行ったトレーニングでの話です。

終わりのストレッチで、寝ている状態で「まえならえ」をしてもらいました。

「腕を少し下に下げて」と指示をしました。

みなさんどんな形を想像しますか?

多くの選手は手を足のほうに下げていましたが、一人の選手が手を頭のほうにあげていました。

みんな「おかしいだろう!」と笑っていました。

しかしよく考えてみてください。

寝ている状態から「まえならえ」ですからすでに一番高い位置にてがあります。
なので、手をさげるということは、頭の方でも足の方でも動かせば、「手を下げる」ということになります。

頭が上、足が下は立った時の状態のことです。
寝ている時はどちらが上というのことはあまりまりませんよね。

これも言葉の使い方になってきます。
勝手な思い込みで伝わること、伝わないことがあります。

それをわかるだろうで言ってしまうと大事なときに言葉が伝わらないことになります。

今使っている言葉は、家族、チーム、仲間との共通の言葉で同じ意味をもっているかぜひ考えてみてください。

「成長」と「タイミング」

私はいくつかバレーボールスクールを担当しています。
その中で女子中学生だけのクラスがあります。
練習の最後はゲーム形式になります。

スクールなのでレギュラーというものがないので、毎回その場でAチームとBチームを決めて試合をします。即興チームなので最近練習では作戦会議の時間をとって選手同士で話し合いをしてからゲームにはいります。

この時の話し合いがゲームやる時の雰囲気や行動に大きく影響しています。いつもは、途中から学校の話や友達の話と話題がそれてしまい開始時間を気にせずに話に夢中になってしまうことが多いです。そこでスタッフ陣から注意を受けてあわててゲームに入ります。

すると、サーブは入らない、連携もできないと1セット目を捨ててしまいます。
しかし、今回は、時間になると自分たちで円陣を組んで、声かけをして「開始していいですよね?」って両チームが準備をしっかりして開始を待ってくれました。

ゲームはいつも以上に盛り上がり、ファインプレイが続出!

私たちスタッフ陣はゲームに関しては最小限のアドバイスしかしません。
いつもなら技術的なことが多いですが、今回は戦術的な部分のアドバイスがメイン。さらに動きがよくなり、お互いに攻守をいろいろ考えながらプレイがどんどんよくなっていきました。

考えないといけない部分は、入り方!
いつもの声かけは「休憩しながら作戦会議してね。〇〇分からゲームね」で終わります。今回はこれにプラスして「バレーの話だけだよ」と付け足していました。

やることがはっきりしていると、横道に逸れることが少なくなります。そんなことも影響して、良い作戦会議ができたのではないかと思います。

さらにスタートするとき、自分たちでやろう!という気持ちになるのと「はい、時間ですやるよ!早く準備して!」と言われてやるのとでは気持ちの面で大きく違ってきます。

毎回この様にできる訳ではありませんが、この場面でしっかり褒めてあげることが大事です。これをすれば褒められる。これをすることがいいことだ!と知ることで次回からも同じ様なことができるようになっていくと思います。

選手の「成長」は些細なことでも大きな変化をとげます。きっかけ何かわかりません。

でも、指導者は、この「タイミング」を逃さず、見ていることを選手に伝えることにより、より選手との絆がふかまり、もっと良い流れをうむことになると思います。

「優しさ」と「厳しさ」

個人スポーツでいえば、
「優しさ」自分の体のケアの部分になってくるのでしょうか?
「厳しさ」は練習に対する取り組みかたになってくるのかもしれません。

全てが自己管理になってくるので、やればやっただけの成果がえられます。
過去に中学生の短距離の選手のトレーニングやメンタルをみていたことがありますが、周りをきにせずに、淡々と練習に取り組んでいたことが印象的でした。

チームスポーツではどうでしょうか?

残念ながらこの様な自立がしにくいのではないでしょうか?
それは、「優しさ」が自分に向くのではなく仲間に向きます。
すると、「厳しさ」よりも「嫌われる」と考えることが大きくなり、
結果「楽」を選択する様になります。

チームレベルによりますが、何を楽しむか?によって「厳しさ」のレベルが変わってきます。

あるチームの選手たちは、はたからみたら罰ゲーム的なことを練習後笑いながらやっていました。
それを見ている選手もニコニコしながら応援しています。
罰ゲーム的に受けている選手は肩で息をしながら「もう〜」とかなりへばっていましたが笑っていました。

そんな場面の話をもう二つぐらい下のレベルの選手にいうと、「はぁ?」「馬鹿じゃないの?」「意味わかんなくない?」と言っていました。

自分たちで「厳しさ」を「楽しさ」に向けることがぎりぎりのときに活かされるプレイであって、これが監督からやられていたのであれば、身につくまでに時間がかかるのかもしれません。

仲間に「厳しさ」で接することが成長のためには必要な「優しさ」です。

切磋琢磨という言葉があります。
琢磨は磨きあげるという意味で
切磋は学問などをねりみがくことだそうです。

ぜひ、お互いの成長のために「優しさ」とはなにか「厳しさ」とはなにか考えお互いに成長しあって、ゴールにたどり着けるように向かっていただけたらと思います。

「信頼」と「我慢」

中学のバレーボールの大会を観てきました。

最近のバレーボールはタイムを取らなくても、コートのすぐ近くまでいけて、選手にアドバイスができます。
なので、タイムを取る取らないの判断が難しいと思っています。

ある試合で、5点差がつきました。
前のセットでは5点差はワンチャンスで逆転ぐらいできるぐらい実力は拮抗している戦いでした。

セットを先取しているチームが中盤から終盤にかけてリードしています。が、対戦相手が追い上げてきています。

セオリーだと2点差ぐらいに迫られたときにタイムをとるものだと思います。
選手を信頼しているのか?新人戦だから我慢しているのか?わかりませんが、同点までタイムを取りませんでした。
流れを失ったチームは、引き戻す力なくセットを落とし、3セット目も相手が主導権を持ったまま進み敗退しました。

こういった場面はスポーツでは多くあります。
そんなときに、どんな声かけが重要なのか?

よく「リラックスして」と声をかけることがありますが、そもそもリラックスするということはどういうことななのか?リラックスする練習をしているのか?となります。

では、どんな言葉がいいのか?
「信頼しているよ!」と言えば、この場面任せてもらえたと自信が生まれます。「自分のできることは何?」と問いかければ、何をしなければいけないのかを思い出すことができます。(この部分も事前に試合での役割を確認してあることが前提ですけど)

具体的な行動も伝えることが大事なのかもしれません。

監督の意図をしっかりと示した上で我慢することも必要かもしれません。

意図を説明せずに我慢してると、「なんで指示をしてくれないんだ」となってしまいます。

難しい局面だからこそ、監督や保護者はその時の感情や流れで声をかけるのではなく、しっかりと考えて選手の力となる言葉をかけてあげてください。

「終わり」と「始まり」


春高が終わりました。バレーボール関係の選手のTwitterをフォローしているので、トップ選手たちの言葉を直接かんじることがあます。

その中で、ものすごく違和感がある言葉があります。

それが「引退」という言葉

中学生も部活が終わると引退という言葉を使います。
本当にそのスポーツをやらないのであれば「引退」でもいいと思います。

しかし、上のカテゴリーでまたやるのではあれば、引退って使って欲しくないなとおもいます。

私のチームでは大会にでない選手は練習生、もしくは練習パートナーといいます。

やめるという判断は、しっかりと覚悟をもってもらいたいと思います。
何かが「終わる」ということは新しく何かが「始まり」となります。

学校では、「卒業」という言葉をつかっています。
最近はアイドルグループなど芸能界でも「卒業」という言葉つかってへのステップアップと捉えています。

これから卒業シーズンに向かっていきます。
終わりを考えることはとても大事です。

そして終わったときにどんな言葉を使うのが自分にとって一番合っているのか考えてみてください。

きっと取り組み方や結果がかわってくると思います。

フェアプレーか勝利か

本日の日刊スポーツ静岡版はお読みいただけましたか?

今回の連載記事は
「フェアプレーか勝利か」
がテーマです。

試合で、ファールが戦術的に行われるスポーツもあります。どんな選択をするのか難しいところですが考えてみましょう。

今朝の話です。
娘と嫁が部活について話をしていました。

出発前にお互いに不機嫌になって学校へ送り出すことになりました。

娘は自転車で30分ぐらいかけて学校にいくので、うまく切り替えができると思っています。

家でこの様な状態になると、彼女は泣き、物にあたり、最悪の場合は妹にあたることもあります。
なるべく一人の時間をつくってあげて自分で通常の感情にもどせるように、見守っています。

この様な時間がとても大切ですが、これが試合前だとどうか考えるとものすごく難しいとおもいます。

イライラから自分のプレイが思い通りにいかず、さらには普段使わない言葉で仲間たちに指示をするようなります。

過去に1度だけそんな姿をみたことがあります。

その時は、試合負け、泣いているのをみながら更に追い討ちをかけるように叱ったことを覚えています。

感情のからラフプレイはスポーツ選手として最悪だと思います。
しかし、そのきっかけは大人の何気ない一言がスイッチになるのかもしれません。

普段からどんな言葉が元気になるのか?不機嫌になるのか?を観察してうまく使ってあげることで選手のパフォーマンスをあげることになると思います。

「ジェスチャー」と「コミュニケーション」

サッカー選手をみていると、プレイ中でもボールデッドになっている時も、大きく手を動かし指示を出したり、仲間にアピールしています。

サッカーはコートが広く言葉では届かない部分があるので大きく身体を動かして伝えようとしているのだと思います。

試合中、チームとしてルールが決まっていて必ず練習したプレイが同じ様にできるということであれば、このようなジェスチャーをすることは必要ないのかもしれません。

しかし、相手があるスポーツでは必ずしも練習通りできるとはかぎりません。
練習通りに行うためには「声」を出して「コミュニケーション」をとる必要があります。そこで、「声」が伝わらないから身振り手振りの「ジェスチャー」が必要になってきます。

チームのメンタルトレーニングを行う時に「声」「コミュニケーション」の大切さを伝えることがあります。スポーツは瞬間瞬間で判断をしなければいけません。

その時に仲間から「声」がどれだけ心強いかを体験してもらいます。
すると選手たちは「声」って大事だよねとなります。

そこで今度は「声」を出さずに同じことをしてみよう!と言うと最初はもじもじしていますが手が使える身体が使えることを知ると「ジャスチャー」で伝えようとします。

体験を終え、通常練習にもどると、また声がでなくなることも。瞬間瞬間でどんな声をかけていいのか?いままで考えずにプレイしていたのでわかりません。

行動が当たり前になっているとなかなか体験したことを結びつけるのは難しい様ですが、こんな繰り返しで、「声かけ」を覚え「ジェスチャー」を覚え「コミュニケーション」が取れる様になっていきます。

そういった部分でどんな「声」が仲間のためになり、どんな「ジェスチャー」が仲間に伝えるのか?ぜひ考えみてください。

少しでも試合で普段の力が出せるためにプレイ以外のことを考えてみましょう。

「楽しい」と「英語」

選手たちに「なんでこのスポーツしていますか?」としつもんをすると多くの選手が「楽しい」からと答えてくれます。
「どんなの時が楽しいの?」とさらに聞くと「試合で〇〇が決まった時」と言う答えが多いです。


時々練習が遊びになってしまうチームがあります。
そんな時「試合で練習してきたことができるから楽しいんだよね?今の練習で試合で楽しさがあじわうことができるかな?」と話をします。


あるチームに行った時の話です。監督さんが英語の先生でこんな話を選手たちにしていました。「「楽しい」って言う言葉は英語だとたくさんあるんだよ。「pleasant」「enjoy」「happy」「cheerful」「fun」など君たちが求めている楽しいはどの楽しいなんだ?」

このチームも口では勝ちたいといっていたものの、練習が時々遊びになってしまっていました。そんな時の話でした。

選手たちは「楽しい」にもいろいろあることを知り取り組み方がかわりました。

監督さんはその競技出身ではありませんが、スポーツではメリハリが大事と伝えていました。プレイに対しては怒ることはありませんが、選手の行動がいった言葉と伴わない時はいろいろな解説をして選手たちに気づきを与えていました。

さすが言葉を教えている方だなと学ばせていただきました。

試合では「fun」、練習では試合が「happy」になるために「enjoy」するなんて考えていくと楽しみ方かなり明確になるのではないでしょうか?

みなさんの周りの選手はどの「楽しい」を選択しているのか聞いてみてください。

「ドリームサポーター」と「ドリームキラー」


冬休みに、多くの全国大会が開催されています。
大きな会場だと声援が選手の背中を押しています。
小さい大会でも、同じことだと思いますが大きな違いがあります。

それは、応援席と選手の距離です。

選手から遠い大きな会場では大きな声の声援が選手に届きます。しかし小さな会場では応援の声と一緒に普通の会話やため息なんかも実は選手に聞こえてきています。

ため息や「なにやってんの!」なんて応援?でしていませんか?
こんな声は実は選手に届きやる気を低下させる原因となりかねません。

これがいわゆる「ドリームキラー」です。応援をしているつもりですが、応援すれば応援するほど、勝ち負けにこだわり試合にのめり込んでしまい純粋な応援ではなくなり「なにやっての!」と言う言葉などがでてきます。

一生懸命やっている選手が「なにやっての!」と言われたらどう思うとおもいますか?
「一生懸命やっているのに!」と気持ちの低下につながっていきます。

時々応援団やチアリーダーが話題になることがあります。     
彼ら、彼女たちはチームのため、選手のためになると思い声を出し身体を動かし応援しています。だからこそ多くの人たちの共感を得て、大きな声援とかわり選手を勇気付ける応援になっていきます。

みなさんもドリームキラーにならないよう言葉に気をつけ応援してあげてください。

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1月19日(日)10時から12時
引佐総合体育館参加費無料
*参加はチーム単位となります。
参加申し込み、ご相談はkumamental@gmail.comまでご連絡ください。*************************

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