「がんばる」と「目標」

小中学生のメンタルトレーニングの時の話です。
「練習はがんばってます!」
と言い切る選手たち。

「目標は?」と聞けば
「全国大会出場!」「〇〇大会上位に入ること!」
スポーツをしている選手ではごく当たり前の目標設定のような
会話だと思います。

ここで、
「その目標は今の練習で達成できること?」と聞くと
選手たちは首をかしげながら「わからない」と答えます。

「君たちは目標を達成するためにがんばってるんだよね?
練習をがんばってるって言っているよね。
目標のために練習をしていいて、練習をがんばっているのに
なんで目標達成できないと思うの?」
と聞くと沈黙していまいます。

実は、選手は目標のためにがんばっているのではなく、
監督やスタッフ、保護者のためにがんばっていて
目標はいつの間にか言っているだけになっているのです。

多くの選手を見てきて、目標を達成できない選手は、
本気で目標を達成しようとしていない事が多いです。
そして、目標がすり替わってスポーツを行なっています。
だから、目標が達成できないのだと思います。

今一度本気で目標達成に向けて行動しているかどうか
考えてみてください。

「成長」と「悔しさ」

週末、3チームの練習に参加してきました。
私が関わっているチームでは「スポーツをどう楽しむか?」を考えて
自分たちで楽しむ姿勢を表現することをやってもらっています。

当然ですが、チームのレベルが違いますので、「楽しむ」の捉え方が違います。

Aのチームは、自分たちで厳しい技術の要求し、それを完成させる楽しさや選手同士でも勝負を楽しんだり悔しがったりします。
Bのチームは、常に楽しむために決まった時は喜び、失敗した時も集まって声を掛け合って確認します。
Cのチームは、決まった時は喜びますが、失敗した時は笑っていることが多かったです。

少し前ですが、ある指導者に感情を出すようになるにはどうしたらいいか?と会話したことがあります。
その時その指導者は「成長曲線って知ってるよね(上記のグラフ)あのグラフにはないけど、身体の成長に応じて悔しがって上手くなりたいって感情ができてくるんだよ。こちらから感情を押し付けると燃え尽き症候群のようになってスポーツを長くやろうとしなくなると思っています。」と話してくれました。

この3チームは全部中学生ですが、失敗しても笑っている選手は1年生が多く、身体的にも成長はまだまだ発展途中の感じがします。同じ一年生でも、身体的に成長の早い選手は、悔しがるという感情も見られることもあります。

学校では学年で区切られることが多いと思います。
それでも身体の成長は人それぞれ。
その人その人にあった目標設定や感情を見て
アドバイスすることがが必要だと思っています。

「失敗」と「振り返り」

あるチーム(写真とは別チームです)のメンタルトレーニング
「チームの雰囲気が悪くなると立ち直れません」
という課題を何人かの選手が言っていました。

その後の週末に練習試合があったので帯同した時の話です。

雰囲気が悪くなる時は失敗が続きで連続失点した時にです。
観察をしていると、「切り替えて」という声は聞こえてきますが、
誰も失敗した選手を向くわけでも、近寄ることもしていません。

そのうち相手が失敗してくれて流れが変わりましたが、
連続失点で開いた点は縮めることができずにセットを落としました。

選手に「雰囲気がわることが問題と考えているのに、 変えようと何か行動をしなければ、 何も変わらないよね? 何か行動をしよう。」
すると選手たちは、失点をした時に集まって、リーダーを中心に声を合わせることを始めました。
そのおかげか、自分たちで流れを切ることができてきました。
その中で「改善案を共有しよう」という話になったらしく
掛け声と、改善案の共有が失敗した時の行動ができました。

最後の試合では、前半リードされていましたが、
これらの行動から終盤に逆転して、セットを取ることができました。
この雰囲気の作り方を忘れずに、次の練習でも繋げてほしいと思っています。

「違う」と「受け止める」

私が運営しているクラブチームはいろんな学校から選手が集まってきます。
先日、仲間のメンタルトレーナーさんが来てくれて、
選手たちをみていると、ある選手が「そこ違うからこっちに入って!」
と言葉がありました。

男子チームは私の思いと選手たちの思いのすり合わせが出来上がりつつあると思うので、
「それはどう?」「ここのポイントはどっち?」
なのどの声かけで選手同士で話し合いがなされるようになってきています。

しかし、女子チームはまだまだすり合わせができていない現状があります。
学校で習った形が正しいとなってしまうことが多くあり、
わからない、できないことを「違う」と言ってしまうことも。

トレーナーさんから、「あの場面で〇〇選手が違うって言っていたけど、
▲▲選手はどこが違っていたの?」と。

学校が違うからバレーボールの教わり方が違います。
そして、ポジションや役割が違います。
それを、自分の中だけの感覚で「違う」ということに
トレーナーさんには違和感があったようです。

私たちは「受け止める」ということを
講座のルールとしています。
受け止めて一歩と待って考えることで成長につながります。
しかし、違うと否定から入ると新しい考え方を取り入れるチャンスを
失うことになります。

みなさんの周りではどうでしょうか?
自ら成長するチャンスを潰さないように捉えてみてください。

「気持ち」と「切り替え」

良く「切り替えて!」と試合中、失敗した選手に声がかかります。
気持ちの切り替えはスポーツ選手に限らず、
どんな人でも難しいものだと思っています。

保護者からの質問で、
「失敗したことをなしにして考えた方がいいですか?」
失敗したことは変えられません。

なので失敗を受け止めて、改善策を考えることが必要だと思っています。
そしてそれがいつもはできていることであれば、
ルーチンの見直しが必要なのかもしれません。

またある選手が
「前までうまくできなかった切り替えが最近うまくできています。」
と言っていたので、
「気持ちってそんなにすぐに換えられる?」
と意地悪な質問を。
すると、
「やること決めたらなんとなくできるようになりました。」
と教えてくれました。

気持ちの大きな部分は不安という感覚です。
しかし、やることを決めておけば、行動に対して不安がなくなります。
切り替えているかどうかは定かではないと思います。
悪いことよりも次のワクワクのための行動をすることで
忘れていくことができるのかもしれません。
みなさんも切り替えや気持ちについて考えてみてください。

「人(フォーメーション)」と「場所」

日曜日にサッカー少年団にバレーボールの指導をしてきました。
みなさんは多分「なんでサッカーでバレー?」って思うでしょう。(笑)

この少年団は総合スポーツクラブ=いろんなスポーツを経験する場所
と言う考え方を持っていて今回の依頼となりました。

その中で、選手たちの声で「フォーメーションどうする?1−3?2−2?」
そんな声が聞こえてきました。
バレーチームでもランダムにチーム編成をして試合をやる時、「誰がどこに入るの?」
とフォーメーションを考える選手が出てきます。

彼らの中に「スポーツする=形にこだわる」になっているのかなか?
と観察してみました。
することボールの動きよりフォーメーションにこだわり出して
ボールを拾う、繋ぐと言うバレーボールができなくなっていました。

一方、場所を意識してチームは、この辺はあなたね、この辺は私ねと
役割分担がスムーズに行っていて、早くボール来ないかなって
相手チームが揉め出しているのをみていました。

どこに楽しみを見出すかは
選手がそれぞれの価値観でいいと思います。
しかし、こだわりが強すぎると本来のことを忘れてしまうことがあります。
スポーツは常に変化変化があるもので、決めつけで動けるものではないと
思います。

臨機応変という言葉がありますが、多くの選択肢や経験をしないと
対応ができないと思います。
その経験は指導者が押し付けるのではなく自ら考えるということが
大事かと思うます。

「大切なこと」と「順位」

「大切なこと」と「順位」

全国大会に何度も出場されている名将と話をする機会がありました。
色々雑談をしていたのですが、細い部分まで考えて伝えていることが
よくわかりました。

その中でも、気になった言葉は

大切にしていることや、やりたい事は人によって違う。
そしてそれらの順位も違うのだから、
こちらの大切にしたいことを選手たちが忘れるのは当たり前。
それを怒っても仕方ない。
だからコツコツ繰り返して身につけてもらうだけ。

しつもんメンタルトレーニングでも自分らしさ発見で大切なもの
そしてそれのおおよその順位を決めて発表してもうらうワークがあります。

そのかたがこのワークを知っているかどうかはわかりませんが、
実際の指導やっていることが聞けて、嬉しく思いました。

「将来」と「階段」

昨年はコロナの影響もあり講座を開催せずに、
講座の一部を切り取って選手に話をすることが多かったです。

保護者の方から新年という節目で、ぜひやってほしいと要望をいただき
昨日久しぶりに、しつもんメンタルトレーニングの講座を開きました。

中学3年生3人と中学1年生1人の4人の女の子たち。
受験生ということで近い将来の不安を抱え

うっすらと遠い将来を思い描き、とりあえずは勉強。
という感じで今を行動しているようでした。

講座の感想を聞いていくと
・将来のことを考えても、その間のことは考えていなかった。
・この先考え方や未来のことは変わるかもしれない。 いろんな人の話を聞きならがら良い選択をしていきたい。
・ダメな時を考えることは今までしてこなかった。
など

スモールステップを立てると、クリアしないと次にいけないと思われる方も

いらっしゃるかと思いますが、階段でも一段抜かししてもいいし、

時折、一段下がったっていいと思います。
いろんなステップを考えて進み続けて欲しいと思っています。

あけましておめでとうございます。

昨年は後半メルマガ、ブログをサボり気味になってしまいましたが、
それでも見ていただく方いらっしゃり誠に感謝しております。

メンタルトレーニングもテニス、ゴルフ、柔道など
私がやってきってないスポーツの選手と話を聞け
いろんな話を聞けて、それをまとめてと
楽しい時間を過ごさせていただきました。

本年も本日からメンタルトレーニングの依頼を受け準備中

今年も多くの選手にかかわり、少しでも力になればと思い活動していきます。

宮野

「成長」と「我慢」

週末、練習試合や強化練習会などいろんなチームで試合形式という

練習を経験してきました。

普段の練習試合では、あまり選手に声はかけません。
選手たちでどう変化して対応するかを見ています。

強化練習会では、準公式戦に近い形だったので、
少しのアドバイスはしますが、
公式戦のようにタイムアウトを取らずに見ていました。

メンタルトレーナーさんに、

「あの時何を考えていたんですか?」
「なんで伝えなかったのですか?」
など、サポートしてくださった方々と振り返りもしました。

第三者にも入ってもらって、
選手の成長を考えたら私の答えを言わない方が成長につながるのでは
という私の考え方がまとまりました。

ひと昔前は、「そんなのわかってるよ」と
選手が不機嫌になるのを嫌がって
私は言わないという選択をしていました。

今は、「この場面工夫してくれるだろう」
という考え方で言わないという
選択に変わったことが仲間たちのおかげで
確認することができました。

他のチームの保護者や選手から
「中学の時と比べて選手たち変わりましたよね。」
って言われたことが、
彼らの成長にとって正解だったのかと思っています。

みなさんは選手の成長のために、何を我慢していますか?

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