「言葉」と「指導」

たまたま、学校の先生に用があって学校に行こうと連絡をとったら、
「練習試合に行っているので、そちらにきてください。
できたら選手たちにアドバイスお願いします。」
と話を頂いたので、練習試合を見学してきました。

ここ数年中学生のいろいろな種目の試合や練習試合を見学させてもらって
いましたが、久しぶりに昭和的な指導をみました。

数年前、小学生に対して罵声を飛ばしている指導者を見て
頭が痛くなり目的の試合を見る事ができなかった事がありました。

そこから数年、罵声をする指導者は減ってきているかなと思っていました。

残念ながら、
試合中、コートの中で選手の近くに立ち、
脅迫のような言葉を使い、
チームの失点は、関係ないところでも、
その選手のせいにしていました。

帰り際に、選手に話をする機会をいただけたので
「スポーツ楽しいですか?」と聞くと
「楽しいです!」
と答えてくれた選手を見ていると、
涙が出そうなりました。

少し前に問題になった体操選手とコーチの関係なのか?
私が、中学の時(30年以上前ですが)は当たり前風景では、
さらには手が出たり足が出たりしていました。

今でも指導に関わっていることを考えれば、その経験や思い出は
ありますが、それ以上に勝った事が良い思い出になっているのかも
しれないですし、そのいい思い出を選手たちに感じてもらいたい
と思っているのかもしれません。

しかし、今それらのことはしてはいけないことです。
そして、言葉の暴力も考えなければいけない事だと思っています。

中々変われない部活の指導ですが、
勝ったチームが強く、正しいのであれば、
今自分が目指している指導法で、勝つチームを作っていかないと
いけないと感じています。

部活になると人が変わる先生もいると聞きます。

部活のシステムが変わってきているのに、
指導者がついて行けていない現状は
残念で仕方ないと思いました。

「複数」と「単一」

最近バレーボール指導者との話の中で、出てくる言葉に「予測」があります。

・フェイントボールに反応ができない・ブロックに当たってイレギュラーに動いたボールが取れない・仲間が頑張って拾ったボールをつなぐ事ができない
これらはバレーボールに限らず、チームで行っているスポーツなら
出てくる問題かと思います。

海外の指導者が日本の練習を見て、「なんで一つ一つをぶつ切りにした練習をしているんですか?」
と日本の指導者に質問をしていました。
日本の指導者は「基礎が大事」と言っていましたが、
海外の指導者は「スポーツではいろんな事が起こることを前提に考える事が基礎ではないですか?」
と質問を被せてしまうと日本の指導者は黙っていました。

日本の指導は、今はこの練習、次はこの練習ということをして
ゲーム形式に入っていく事が多いです。

このような全体の流れが選手の考え方を複数にする事が難しくなり
この場面はこれ、あの場面でこれと単一の考え方で決めつけてしまう
環境を練習の中で作っているのではないかと思っています。

レベルの差で、想定外の事が違っていますが、
そのレベルレベルで、いろんなことを考える作業もプレイ中以外で
練習に加えてみてください。

「練習」と「挑戦」

ある選手から、「指導者がいなくなると、ある選手が遊び出して困る」
と相談を受けました。「なんで困るの?」と聞くと
「言われてない事だし、試合で決まらないプレイだから」
そんな回答が返ってきました。

スポーツをする上で遊んでいるという感覚があるかが
大切だと思っています。

相談に来た選手は、真面目でできるプレイの精度を上げる事、
練習は厳しいものという思いがあるようです。

ある一流選手は、日本のプロリーグまで、とにかく楽しく遊びの延長で練習も試合もできた。
海外に行ったらそれが少しできなくなってつまらなかった時もあったけど
他の選手と馴染めるようになると、また同じ思いでプレイする事ができた。
と言っていました。

遊び(余裕がある状態)だから新しい挑戦ができ
クリエイティブなプレイが生まれてきます。

しかし、ガチガチに考え方を固められると、挑戦する事が
間違ったプレイをしていると勘違いすることも生まれてきます。

遊んでいると思われるやり方は少し考えないといけませんが
できないことをやろうとするのはとても大切なこと。
その気持ちが成長を促すと思っています。

なので、この選手には「できないことをするのが練習。まぁ、遊んでいると思われる行動は微妙だけど、
自分も何か難しいプレイに挑戦してみたら?
練習中も歯を食いしばらなくていいから力を抜いていろんなことやってみようよ」
とアドバイスしてみました。

みなさんどう考えますか?

「ワクワク」と「チャレンジ」

あるスポーツ漫画の感想で、
「必殺技(実際ではできないもの)があるわけではないのに引き込まれました。」
というものがありました。

「キャプテン翼」は必殺技を繰り返してワクワクする
「スラムダンク」は必殺技なしですが、高校生がプロのようなプレイをしている姿
が、自分ができるかもと投映してワクワクする

スポーツはワクワクするものという括りにしすれば、どちらも変わらないと思います。

現在、これらのプレイをやってみよう!という動画がいくつかYouTubeに
アップされています。

中には、キャプテン翼の必殺技をプロの選手がやってものあります。

しかし、スラムダンク的な描写はあんまり真似をしようとしません。
リアルすぎて、できないという事をみんなが知っているからです。

できないと分かっていてもやってみようと思うからこそ成長につながります。
漫画のリアルは学年とスポーツの実際とでは少しギャップがあるかもしれませんが
やってみようというチャレンジはとても大事です。

ぜひみなさんも「無理!」と決めつけずにやってみてください

「応援」と「期待」

選手は当然ですが、ジュニアアスリートたちと関わっているので
保護者の方とお話をする機会が多くあります。

そこで、保護者の方とお話をしていると、
「楽しくやってくれれば」
「スポーツをやる環境だけは整えてあげたい」
という話がメインになる事が多いです。

その話の中で
「小学校の時は・・・」
「以前やっていた競技では・・・」
と、何かを選手たちに期待している部分も見え隠れしています。

少し前ですが、全国大会に出たことのある選手に
「お父さんから色々気にして連絡くれてるよ。実際どう思ってるの?」
と聞いた事があります。

すると選手は
「親が熱くなり困るんだよね。ちょっと頑張れば、
 大会と全国がって言ってくるから、
違うスポーツやってみたい!って言ったのに」
と本音かどうかは分かりませんが教えてくれました。

いろんな競技で代替大会が始まっています。
大会が始まるということは敗戦し、学生スポーツを終える選手がいて
代が変わっていきます。

応援の仕方について考えてみてください。
見返りを求める応援は、選手へのプレッシャーとなり
応援しているにもかかわらず、選手たちはスポーツを辞める
きっかけになる可能性にもなります。

代が変わるこの時期、保護者の皆さんで話し合ってみてください。

「勝ち」と「負け」

ジュニアアスリートがトレーニングにくる時、
前半いろんな話を聞いたり、話したりしてからトレーニングに入っています。

そこで、選手から昨日の試合は、1回戦で負けて、次は勝ったけど、
またその次で負けてしまったと話が出ました。

話を進めていくと、負けると練習の成果が得られないから
と話してくれました。

負ける事は悪い事ではないです。
でも、勝ち負けを気にしているようです。

そこで、大会前に何を練習した?
そして、練習した事が試合でできた?
と聞くと、練習した事を考えて試合をしていなかったと。

練習は試合で成果を出すためと理解しているのに
練習でしたことを確認せずに試合に入っていけば、
うまくいかないのはみなさんも分かりますよね。

勝ち負けにこだわりすぎるあまり、
やるべきことを忘れてしまう。

勝ち急いで逆転負けなんてこともよくありますが、
今何をするかを常に意識していれば、このような事がないと思います。

試合前にやるべきことをしっかりと確認する時間作ってあげてください。

「提案」と「反感」

あるチームの監督と話をしていた時のことです。
その監督は、私の話の一部を選手に伝えてみました。
しかし、その提案は見事に否定されたと言ってきました。と連絡がありました。

何かを変えようとする時には、必ず反感が出てきます。
それは、自分がやってきた事が無駄になると感じ、1から覚えなおさないと
いけない大変な作業だと思うからではないでしょうか?

そこには駆け引きが必要になってくると思います。
私が監督に提案したことの駆け引きのポイントは、
・目標を達成するため・練習したことを活かすため・他の選手を活かすため
がありましたが、この部分が伝えずに、システムを変えようと思っています。

と伝えていたようです。

後日、こんな事ができようになるけど、それについてはどう?
と少し言い方を変えてみたら、それならやってみたい!
となったそうです。

ある程度は監督の指示をトップダウン的にチーム作りをすることは
大事な部分でもありますが、選手、監督とのつながりを深めるためには
このように、やりたい事、そしてのメリットを伝えることは大切です。

そのためにも指導者はしっかりと言葉を学び伝えるという事が
必要になってくるのではないかと思っています。

私の意図もこの監督さんには半分ぐらいしか伝わっていなかったと
反省して言葉について見直しています。

「矛盾」と「行動」

高校もインターハイの代替大会が始まり、
残念ながら高校での部活を終えた選手も出てきているとおもいます。

終わると言うことは、次が始まります。
そこで、目標設定がなされ、目標に向かって、
いろんな事が変わろうとしてくとおもいます。

それらのことを受け止めれる選手、そうでない選手が出てくると思います。

受け止められない選手は
チームの決定は覆らないから、その目標に従う。
でもその行動は、自分の中の大切なことのために、従わない。
という事が起きます。

そこで、なんでやらないんだと言ってしまうと、
その選手はどんどんチームから離れていくか、
自分の仲間を増やしてチームを崩壊させていきます。

こう言った言い方ではなく、他の行動からその選手を見て
ついてあげる事が大事ではないかと考えています。
例えば、選手同士がミニゲームで遊んでいる場面は見るかと思います。
その時、観察をしていて、そこでやっていることにフォーカスを当てて
それを練習でやればできるんじゃないの?と伝えてみてください。

やらなければいけないことは、チームの誰もが分かっていると思います。
分かっていれば、考え、行動に移っていきます。
しかし、目標設定がそれらの選手と噛み合わずいるのを、
無理やり合わせるのではなく、普段やっていることを
意識させて、そこから練習に向かっていくことで、自分の行動など
難しく考えすぎた、という感じになるのではないでしょうか?

とかく人は、新たなことに挑戦することを
難しく考えて苦手とする人が多いです。
そんなことを考えながら、新チームづくりしてみてください。

「指導」と「成長」

最近、「指導」って言葉が気になっています。
コーチングとティーチングという言葉を解説したもありますが、https://wp.me/paYYgp-fv
何か違和感を感じています。

技術に対しては、「指導」という言葉を使う事がありますが、
チームとしてみていくにあたって、あんまり「指導」って言葉を
使っていないのかもしれません。

最近学校の先生と関わる事が多いですが、
その時に、
「子どもたちに対してこんな指導しました。」
と言っている先生がいますが、
行動を見ていると、答えを教えているだけで、
子どもたちのできたできていないは、あまり関係ないように
感じています。

私はなるべく、練習の内容の組み方で、
その時のテーマができるようになるかを考えています。
なので、練習時にはあまり指導していないのも事実です。
なので、「指導する」というより、
「成長するためのお手伝い」という意識があり、
そして、選手から教えていただく部分も多くあると思うので、
違和感があったのかもしれません。

人から言わせれば、それが指導じゃないのと言われるのかも
しれませんが、こんな意識を選手たちに接しています。

みなさんはどんな感じ、どんな思いで選手に接していますか?

「育成」と「勝負」

7月から新しい挑戦が始まりました。
大会に向けて1ヶ月、どんな風に選手と関わり、
どんな形でまとめていくかを毎日悩んでします。

ある監督さんと話をした時、
「トップチーム(シニア年代)以外は全て育成年代。
そして育成年代の選手を預かることは、その選手の今後に大きく影響を与えます。
一つのスポーツだけいろんなことを決めつけてはいけないで、
もっと大きくスポーツを捉えて関わってください」
と言われた事がありました。

あとから聞いたら、その監督さんは大きな大会でも、
選手がミスしたらもう一度事が起きないか、
そしてそれをどう対処するかみたいと思っているそうです。

選手たちとの関わりが浅いですが、このぐらい余裕を持ちつつ、
この先の選手の成長のために、いろんな課題を一緒に向き合えたらと
思っています。

みなさんは、どんな風に選手と関わっていますか?

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