「あっち側」と「こっち側」

かなり前の話ですが、ある競技の元ナショナルチームの選手とイベントを

何回か行ったことがあります。

その時、その選手から
「宮野さんはこっち側の人だから早くこっち側に来てください」
と言われたことがありました。
これだけ聞くとなんのことかわかりませんよね。


また、ある協会の理事の方から
「私は、私が関わった人の変化の瞬間に立ち会えるからこの仕事をしています。
宮野さんは、今その瞬間じゃないですか?」
と言われたことも。

お二人とも、コーチングを学び、コーチングをうまく使って
自分の仕事して、関わる方々の成長をお手伝いしています。
数回のイベントなどで、関わりこういったことを言ってもらえたことは
当時すごく嬉しく感じ頑張ろうと行動をしていたと思います。

先日、ある保護者と話をしていた時、
「実は体験に来たときに、先輩の保護者の方から、うちの子はこのチームで
変わったんですよ。競技はもういいやって言っていた時があったのに
今はすごく楽しいらしく、そして次のステージでは上を目指すんだ!って
言うようになったんですよ。
だからここにくれば変わってきますよ。って話をしてもらいました。」
と言っていました。

先輩選手の変化には気づいていましたが、
選手の変わる瞬間に立ち会っていたとは思っていませんでした。
この話を聞いて、そっち側の人になれたのかなって思いました。

お二人の影響は私にとって大きなものです。
そして行動し続けることで、少しでも彼らに近づけるのかと
改めて感じています。
時が経て、お二人はさらに高いところに行っていると思いますが、
そんな背中を遠くから見て追っかけていきたいと思いました。

みなさんの影響された人はどんな人ですか?

「調子」と「自信」

ある選手のメンタルトレーニングでは、
「最近うまくいっていることは何ですか?」
と言うしつもんから毎回スタートしています。

今回は、プレイ面の話が出てきました。
「最近、〇〇が調子がいいので、そこが上手くいっています。」
と言う話でした。
そこから、
なんで調子がいいのか?変えてことは何か?
など深掘りをしていきます。

すると、
「今、このプレイは自信を持ってすることができます。」
と教えてくれました。

そこで、「自信」ってどうして思ったのかを聞いてみました。

この選手は、
「今までのプレイよりも精度も上がったことが分かったから」
と答えてくれました。

多くの選手は結果に目を向けすぎてしまい
自分のしてきていることに自信が持てない選手が多いです。
でも、相手とか結果とかではなく、
やってきた過程を大事にすることが、
「自信」につながると思っています。

みなさんの周りの選手は自信を持ってから大会を迎えていますか?

「気持ち」と「切り替え」

良く「切り替えて!」と試合中、失敗した選手に声がかかります。
気持ちの切り替えはスポーツ選手に限らず、
どんな人でも難しいものだと思っています。

保護者からの質問で、
「失敗したことをなしにして考えた方がいいですか?」
失敗したことは変えられません。

なので失敗を受け止めて、改善策を考えることが必要だと思っています。
そしてそれがいつもはできていることであれば、
ルーチンの見直しが必要なのかもしれません。

またある選手が
「前までうまくできなかった切り替えが最近うまくできています。」
と言っていたので、
「気持ちってそんなにすぐに換えられる?」
と意地悪な質問を。
すると、
「やること決めたらなんとなくできるようになりました。」
と教えてくれました。

気持ちの大きな部分は不安という感覚です。
しかし、やることを決めておけば、行動に対して不安がなくなります。
切り替えているかどうかは定かではないと思います。
悪いことよりも次のワクワクのための行動をすることで
忘れていくことができるのかもしれません。
みなさんも切り替えや気持ちについて考えてみてください。

「後回し」と「結果」

私は、苦手と思っていることを後回しにする癖があります。
頭の片隅にはそのことがあるのですが、
なかなか作業に入って行けずに、
ギリギリになって、もしくは期限が切れてから行うことがあります。

しかし、嫌だ嫌だと思っていたことも実ははじめてしまうと
「あれ、簡単に終わっちゃった!これでいいのかな?」
って思うことの方が多かったりします。

そんな経験をしているから余計にやらないのかもしれません(笑)

すぐにできるんじゃない?いつでもできるよ!
そんな思考が頭をよぎりやりたいことからやってしまいます。

スポーツではどうだろうか?
学生の時やっぱり地味なトレーニングはサボり気味だったかも。
でも選手の時、あの時やっていたから今がある。
あの時サボっていたから、あのままなんだ。
そんな感じで考えていたこともありました。

社会人は苦手なこともやらなければいけない。
誰かが「理不尽が人を育てる」と言っていましたが、
やらなきゃ進まないのは当然のこと。

一つ逃げていた仕事を終えて、これからを考えてます。
みなさんはすぐに立ち向かって行けますか?

「環境」と「成長」

ある保護者の方から、部活で色々あってやめようか
悩んでいる選手の相談を受けました。

学校側は部活でやることが生徒の成長させると言っていたみたいですが、
「嫌だ、辞めたい」と考えるほどの環境でスポーツをさせることが
成長につながるのか?と考えています。
この保護者の方には、「思い切って環境を変えることが大切かも」
と伝えていました。

数ヶ月が経ち、しばらくクラブチームに参加して練習をしていたそうです。
そこでスポーツの楽しさを再認識して、もう一度部活に戻ろうかと
なったそうです。

すると、その選手はみんなから
「休んでいた間に何をしてたの?うまくなったじゃん」
という評価になりこれなら続けていけるかもとなったと保護者の方から
報告を受けました。

嫌な環境で我慢することはスポーツではないと思っています。
あくまでも目標に対して頑張ること、自ら我慢を志願するのであれば
選手は大きな成長をすることができます。
しかし、周りから我慢を強いられるのは、スポーツ自体も嫌いになりかねないと
私は考えます。

部活が自由化されているにもかかわらず、何かやらないといけないと
考えている方もいると思いますが、やりたい選手が集まるのであれば、
そこにはイジメのようなことが起こる可能性が少ないと思っています。

学校は話は聞いてくれますが、学校以外のとこでとは口が裂けても
言えないと思います。

中には時間が解決するだろうという方もいるのかもしれません。
しかしこの選手や保護者は変わろうとして環境を変えたからこそ
周りの見方が変わって来たのではないでしょうか?

人を変えることは難しいです。
そして自分自身も変えることも難しいと思っています。
それでも何かを変えるという行動を起こしさせすれば
自然と変わっていき、周りの見方も変わっていきます。
環境を変えることを恐れず、成長のために
勇気を持って一歩踏み出してみてください。

「相性」と「対戦相手」

大会を前にいろんなチーム、相手と練習試合を行うことが多いと思います。
自分や自分のチームの強みなどがあるかと思いますが、
対戦相手にも同じような部分があって、そこには相性と言うもの出てきます。

ある選手に、
「あっちのチームにには対応できてる感じがするのに、
 なんでこっちのチームは全く対応できないの?
 両方ともそれほど実力差はないよね。」
と聞いたことがあります。

すると選手は
「なんでかわかりません。
 ひとつは考えられるのは、前にも対戦したことがあるからかなぁ。」
と首を傾げていました。

監督、コーチなどは、この部分を考え対応するために、
考え続けていると思います。
カテゴリーや、選手のレベルにもよりますが、
行っている選手自身もしっかりと振り返って考える時間を作ってあげることが
とても大切です。

そして、「相性」と考えるのではなく、
どんなプレイでやられているのか?
どんなプレイが通用するのか?
など、「相手」ではなくプレイで考えることが大事です。

新人戦がはじまりだしていますが、
考え方の参考にしてみてください。 

「チームのため」と「自分のため」

あるチームの試合に帯同した時の話です。
顧問先生が、「〇〇中学校生の意識を持って行動してください。」
と話をしていました。

よくある話だと思います。

これって選手、生徒のためになる言葉なのかかなって考えています。
育成年代において、学校やチームよりも、人としてどうあるべきかを
意識させることが大切だと思っています。

なので、この顧問の先生の言い方を少し斜めから読み取ると
「あなたたちがしっかりしないと学校にクレームが入るからね」
とも読み取れます。(笑)

また、ある選手は
「チームのためにこんなにやってるのに」が口癖になっています。
実際にやってはいますが、そこは自己満足のレベルであって、
周りの人巻き込んでの行動ではないので、
周りはどちらかと言えば冷ややかでみていることが多いです。

「何かやろう」って思う時、
すべて自分のため、自分が楽しいからが一番最初にあると思っています。

しかし、人のためが一番になってくると、最初のうちはいいのですが、
徐々に苦しくなってくることがあります。

自分のためが気がついたら人のためになっていた。
これが理想ではないでしょうか?

顧問の先生の話に戻りますが、
そもそも人としての指導がなされていれば
〇〇中学校生の意識なんてもはいらないと思います。
みなさんはどう考えますか?

「自慢」と「話したい」

ある選手に、どんな時に試合の話をしたいですか?
と質問した時の話です。

選手:「えっ、自分から試合の話したことない。」
私 :「お父さんとか熱心だけど話しないの?」
選手:「試合が終わるとお父さんから質問攻めになるから自分から話はしない」
私 :「じゃ~、学校で友達と話をする時とかはどう?」
選手:「自分のやってる競技をしてる子いないから、
    ちょっと自慢げに話をすることがあるかも」
私 :「その時の友だちや、自分ってどう?」
選手:「友だちはすごいねっていってくれて、自分は嬉しくなる」

と話をしてくれました。

保護者と選手の会話って難しいと思います。
選手のタイミングで話をすることが、一番振り返りができていると考えてます。
いろんなサポートをして応援をしている保護者は、成長を考えて、質問を
して行くことが多ではないでしょうか?
話を聞くために質問をしていくことは大変大事です。
しかし、そこで保護者の意見が入ってくると、だんだん話をするのが嫌になることも。

選手が試合の振り返りをする時にできれば、保護者の方は聞き役に徹してください。
たとえ負けた試合だとしても、良かったところを探してみたり、
どうしたらできたか?そのためにこれから何をするのか?
など、未来への行動を促せる質問をお勧めします。

選手のタイミングで自慢を聞いてあげて、
そこから次の行動を一緒に探してあげてください。
きっと話したいという気持ちが、
練習したい、やりたいという気持ちなると思います。

「1人」と「みんな」

新人戦の結果がちらほら入ってきました。
その中で陸上の中距離の選手が、入賞して県大会に出れると報告がありました。

レースの組みの中で、1位で全体で8位だったそうです。
そこで、レース展開について聞いてみました。

最初は、誰かについていて、最後の直線で抜こうと思っていました。
でも、最後のカーブに入る時に行けると思ったから、
予定より早くスパートをかけました。
目標のタイム設定が少し難しいと思っていたけど、目標タイムよりも1秒速かった。
前に1人で走った時のタイムからの目標タイムだったんだけど、
みんなと走ると楽しいし、タイムも速く走れるんだと思いました。
と、感想を教えてくれました。

練習では、競うのは常に時計のタイム。
力はついてきているだろうけど、人との競い合いがないと、
人と争っている感じがしていなかったのだろうと思いました。

スポーツは人と競い合って楽しむものだと思います。
コロナの影響や、AIなどの発達で、もしかしたら、
人と対峙することがなくなるかもしれません。

けれど、
この選手の言葉通り、「みんなと走るのが楽しい、タイムも良くなる」
これが、すごく大事ではないでしょうか?

チームスポーツがメインではありますが、個人種目の選手から
人と人とのつながりの大切さを学ばせていただきました。

「間」と「思考」

先日、メンタルトレーニングにきた選手が、
この前の試合で相手が、わざと靴紐を縛りなおしたりしてスムーズに
試合ができなくて悔しかったといっていました。

「間」の取り方は相手があるスポーツではとても大事なります。

自分が不利になっている場面で「間」をとるということがあると思います。
また、流れがきていると言う時は、どんどんプレイしたいと思いことがあります。

これを逆でやられた場合
とてもいやな「間」時間となります。

この間は審判が注意しないかぎり、変えることはできません。
でも、この「間」をうまく使えば、自分のためにもなります。

一呼吸おいて、もう一度考える時間と捉えたら
流れがいいときここそ、考えることが必要なのかもしれません。
そのためのチャンスを相手がわざわざあたえてくれている。
そう考えれば、相手の「間」でイライラすることはなくなるのではないでしょうか?

みなさんも「間」で何をするのかどうしたらいいのか?
良い流れなの時にこそ考えてみてください。

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