「エースの扱い指導者の腕の見せ所」

本日の日刊スポーツ静岡版はお読みいただけましたか?

今回の連載記事は
「エースの扱い
    指導者の腕の見せ所」

夏の大会前に、あるチームの練習を見学させていただきました。

エースがしっかりしているチームでした。

この日は、エース以外の選手が厳しく指導を受けていました。

その時指導者は
「あいつ(エース)は勝つために、お前たちのために頑張ってるっだ!お前がフォローしてやらなくてどうするんだ!」って大声で言っていたが印象に残っています。

確かにこう言った指導は大切なのかもしれません。

しかし夏の大会前にこの確認をするということは、エースの存在が大き過ぎて選手たちはどこかで「自分のチームではなくあいつのチーム」と思っている部分があったのではないでしょうか。

チームでフォローし合うことは当たり前だと思いますが、各選手にオーナーシップ(自分のチーム)という意識があれば、夏の大会前にこのような確認はしなくても大丈夫だったのではないでしょうか?

勝つためにエースを育てることも大切です。
それ以上に、チーム全員が自分のチームという意識が向くように学年関係なく、試合に出る出ない関係なく選手を指導してみてください。

これができたものすごく素晴らしいチームが出来上がると思います。

来年の夏間近ではなく、この冬に関係性を考えてみてください。

「人」と「機能」

先日、メンタルトレーナーの仲間にお願いして3チーム同時にメンタル講座をしたり練習ゲームにメンタルトレーナー目線で選手にアドバイスをしてもらう企画を行いました。

その時のトレーナーの感想に
「チームに必要なのは、リーダーという人ではなくてリーダーシップです。という言葉に衝撃を受け、チームを機能させるためのサポートができたと思います。」
という言葉がありました。

うまくいっているチームには、リーダー、エースと言われる人の近くには必ず、参謀的な存在の選手がいます。

この選手がバランスをとることで、リーダーやエースが活躍できるし、周りの人がうまく行動していくことができるのです。

小学生や中学生ぐらいだと、この行動を気づかずに、自然と行なっている選手がいます。

リーダーやエースが目立ってしまいますが、このバランスをとっている選手存在もしっかりと見てあげてください。

そして、チームを機能させる役割について、選手と話し合って、いろんな選手にこのポジションを経験させてみてください。

チームが大きく成長していくと思います。

「エース」と「その他」

中学3年生の元バレーボールクラスのスクール生が準備をしている時に顔を出しててくれました。

そのままチームの方に入って中心選手として活躍すると、誰しもが思っていたのですが、その選手はチームに入る選択をしませんでした。

それでも、バレーボールが好きで、高校の試合の話をすると、これからの自分と当てはめながらものすごく楽しそうに話してくれました。

さて、彼はなぜ、バレーを一旦離れる選択をしたのでしょうか?

表向きは、大会が近隣で開催されることがなく、今まで長距離移動しての大会で良い結果が出なかったから仲間に迷惑をかけるというものでした。

しかし実際は、元チームメイトと一緒にバレーをしたくないということだそうです。
今現状では、その選手のチームメイトは誰1人もいません。

私のところでバレーをやるときはとてもイキイキしているし、周りにも気を使いながら、自分の成長のために努力していました。
しかし、自分のチームになると強力なキャラクターの選手に押されてしまい自分を出すことが出来なくなっていました。
そして、自分のプレイが出来なくなると監督から怒られるという悪循環を繰り返していました。

理由が理由だけに残念で仕方ないです。

しかし、実際にこう言った選手が私のところに何人か来ています。

どうして、こう言ったことがおきるのでしょうか?
小学校や中学校ではエースと呼ばれる少しだけ仲間より運動ができる選手がいます。
そう言った選手勘違いさせる育て方をことが原因ではないでしょうか。

どこかの監督がインタビューで「〇〇選手をもっといい場面で出してあげたかった」と言っていました。スポーツの試合でいい場面とは何を示しているのでしょうか?

エースであれば、難しいことや、仲間のミスを取り消すためのプレイができる選手だと思います。

しかし、勘違いした選手は、周りの選手が出来ないことを平気で要求します。
できる選手が正義になってしまったら、出来ない選手が悪になり、そうなるとスポーツは面白くないものになりますよね。

勘違い選手を無くし、みんながスポーツを楽しめるそんな環境を整えて行くためにも、指導者はいろんなことを学んで欲しいと思っています。

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