「自慢」と「話したい」

ある選手に、どんな時に試合の話をしたいですか?
と質問した時の話です。

選手:「えっ、自分から試合の話したことない。」
私 :「お父さんとか熱心だけど話しないの?」
選手:「試合が終わるとお父さんから質問攻めになるから自分から話はしない」
私 :「じゃ~、学校で友達と話をする時とかはどう?」
選手:「自分のやってる競技をしてる子いないから、
    ちょっと自慢げに話をすることがあるかも」
私 :「その時の友だちや、自分ってどう?」
選手:「友だちはすごいねっていってくれて、自分は嬉しくなる」

と話をしてくれました。

保護者と選手の会話って難しいと思います。
選手のタイミングで話をすることが、一番振り返りができていると考えてます。
いろんなサポートをして応援をしている保護者は、成長を考えて、質問を
して行くことが多ではないでしょうか?
話を聞くために質問をしていくことは大変大事です。
しかし、そこで保護者の意見が入ってくると、だんだん話をするのが嫌になることも。

選手が試合の振り返りをする時にできれば、保護者の方は聞き役に徹してください。
たとえ負けた試合だとしても、良かったところを探してみたり、
どうしたらできたか?そのためにこれから何をするのか?
など、未来への行動を促せる質問をお勧めします。

選手のタイミングで自慢を聞いてあげて、
そこから次の行動を一緒に探してあげてください。
きっと話したいという気持ちが、
練習したい、やりたいという気持ちなると思います。

「練習」と「練習ゲーム」

保護者の方にお願いされて、あるチームの練習を見学してきました。
指導しているのは、熱血漢のある若い先生でした。
先生が頑張っているのはわかるんですが、
選手はどこかさめている感じでした。

練習が進んでいき、最後にゲーム形式の練習が行われたのですが、
そこに選手たちがさめている原因がありました。

それは、練習でやってきたことにはそれほど触れずに
ゲームで大事にしなければいけないことを語っている先生の姿ありました。

確かにゲーム形式の練習では、
練習と違う大事なことを伝えなければいけません。

しかし、そこばかりしてると練習の意味がなくなってしまいます。
選手たちはそこに気づいていたんですよね。

やってきたことをしっかりと振り返るためのゲーム形式だと思います。
そこで、練習のことに触れず、ゲームのことばかり伝えていたら
選手はなんのための練習なんだろうと冷めるのは当たり前ですよね。

そんなことを保護者に伝えて帰ろうと思っていたら
保護者の方に先生を紹介されました。

先生に聞くと「ゲームが始まると、ついそっちに入っちゃうんですよね」
と言っていましたが、
「それは先生が楽しんでるだけで、選手の成長を考えていませんよ」
とお伝えして帰りました。

その後、保護者の方から、
「先生が少し変わった感じがする。と子どもが言っていました。」
と連絡がありました。

みなさんの周りの指導者はどうですか?

「応援」と「期待」

選手は当然ですが、ジュニアアスリートたちと関わっているので
保護者の方とお話をする機会が多くあります。

そこで、保護者の方とお話をしていると、
「楽しくやってくれれば」
「スポーツをやる環境だけは整えてあげたい」
という話がメインになる事が多いです。

その話の中で
「小学校の時は・・・」
「以前やっていた競技では・・・」
と、何かを選手たちに期待している部分も見え隠れしています。

少し前ですが、全国大会に出たことのある選手に
「お父さんから色々気にして連絡くれてるよ。実際どう思ってるの?」
と聞いた事があります。

すると選手は
「親が熱くなり困るんだよね。ちょっと頑張れば、
 大会と全国がって言ってくるから、
違うスポーツやってみたい!って言ったのに」
と本音かどうかは分かりませんが教えてくれました。

いろんな競技で代替大会が始まっています。
大会が始まるということは敗戦し、学生スポーツを終える選手がいて
代が変わっていきます。

応援の仕方について考えてみてください。
見返りを求める応援は、選手へのプレッシャーとなり
応援しているにもかかわらず、選手たちはスポーツを辞める
きっかけになる可能性にもなります。

代が変わるこの時期、保護者の皆さんで話し合ってみてください。

「育成」と「指導者」

実践者であれ!
しつもんメンタルトレーニングのインストラクターなどの学びをしている方は
ご存知だと思いますが、大人の私たちは言ったことに対して責任を持ち
行動で見本を示して行きましょう。と言う言葉になります。

この勉強会などでは、目の前の人幸せにすために私たちは何ができますか?
などのしつもんもよく出てきます。

この週末、チームOBの保護者から、「卒業生全員高校でバレー部に入ったよ」
と教えていただきました。
何人か迷っていて高校ではバレーをやらないかもと言う選手もいましたが
「やっぱりバレーがしたい」と言う思いになってもらえた事が
大変嬉しかったです。

指導者仲間では、厳しくやってチームを強くすればいい指導者なのか?
と迷っている人もいました。

中学生は、体も、心も大きく変わっていく時期です。
大人へなっていく段階で選手たちに関われることは大変嬉しい事ですが、
とても難しい一面も持っていると思います。

最近、同級生のバレーボールをやっていた人たちと再開する機会があります。
中学のバレーが縁で、知っている仲間が、バレーで再開する。
これは当時関わってくれた大人の育て方があって、
バレーボールで再開する事ができたと思います。

こんな経験をしているからこそ、
中学生の育成に携わってみて、
もっと真剣に、一人一人のことをしっかりと
考えていろんなことを伝えていかないといけないなと
感じています。

「負け」と「感動」

高野連が、選抜の代表チームの1試合のみ甲子園で
試合をすると発表がありました。
何かしてあげたいと思う気持ちが選手の周りにいる人たちが
多いのかと思います。

試合になると必ず勝ち負けが出ててきます。
勝って終われる選手、チームはごく僅かです。

昨年関わった選手は、最後の試合の前に声をかけに行った時も
なぜか泣いていました。

何かを感じることが感動になるのかと思います。

しかし、簡単に負けて頑張ったねと涙しながら
仲間と、保護者と抱き合うのは
学生スポーツの方向として正しいのか考えます。

そこではなく、3年間やり切って、
どんな学びがあったのか?
それをどう次に活かしていくかを
考えないと、最後の試合の意味が
ないのかなと思っています。

娘が中3で、部活のために学区外に通いましたが、
この中で「部活?もうどうでもいいよ。」ぐらいに気持ちが変わり
今後について、今どうするかを考えているようです。

選手はすでに切り替えができたりしているようなので
実際は、指導者、保護者、学校が何かしなければいけない。
と思ってやっているだけかも知れませんね。

切り替えをした選手には、とても難しい試合になるかも知れません。
でも、自分の気持ちを戻すことは社会に出ても必要か考え方だと思います。
この数ヶ月、いろんなことを考えることが次につながります。
どんなことでもいいので考えるということをしてみてください。

「大会」と「応援」

ドイツのプロサッカーリーグ始まったとニュースでみました。
無感覚試合でした。
本来お客さんが入っているところにベンチメンバーが
間を開けて座っているのはとても印象深かったです。
試合を行った選手は、ハイタッチなど喜びを表す動作が最小限でした。

プロの選手たちがこのような感じでおこなっているのをみていると
学生スポーツもやり方も大きく変わってくるのはではないかと思います。

保護者の方と話をしていると、
最後試合をやって終わらせてあげたいという意見が多いようです。

そこで、私が思うことは
大会が開催できても、地区大会ぐらいの可能性が高いと思いますが、
無観客の学生の大会ってどうなのかなってことです。
応援があってこそ大会の雰囲気になり、
選手の集中力も高まり良いプレイができると思います。
保護者の方も、そんな選手の姿をみるから、
さらに応援に熱が入るものだと思います。

今後もしかしたら、
観客がない状態で大会が行うことが
スタンダードになるのかもしれません。

スポーツができるようになった時、今までと違う大会を想定して
選手と意見交換してみてください。

「応援」と「批判」

コロナウィルスで、みなさんも相当疲れてきていること思います。
ワイドショーや、ニュースなどみていても、
「良い」「悪い」という批判が多くて、
みていても本当に疲れてきます。

政治家やコメンテーターって仕事は
批判をする仕事なんだなって思ってしまいます。

実は、学生スポーツでは、こう言った事が多く見受けれます。
頑張っている選手に向けてあるいは、
先生やスタッフに応援しているのに
批判を言ってしまう保護者の方いませんか?

コメンテーターの言葉に、専門家として招かれている人が
戸惑っている場面がありますよね。

これがまさに選手と同じではないですか?
言われたことをやっているのに批判を言われたら
心が折れてしまします。

応援は、選手たちの力になります。
もっとできるだろう!と考えてしまうと、
批判になっていき選手のやる気を低下させれる原因にもなります。

いろんなTVをみながら、自分の行動を考えてみてください。

「意思表示」と「協力」

いろんな方が、SNSを使って意思表示をしています。何気ない投稿でも、他の人から見たら面白いと思たり、応援しようと思ったりします。

普段はコメントもいいねもしませんが、近しい人が困っていて、自分が協力できるならメッセージすることがあります。

意思表示はすごく大事です。

私が関わっている小中学生のほとんどが、この意思表示が下手くそです。

なんでかなっていろいろ見ていると、保護者の方が我慢ができなくて言ってしまうことが多くあることに気がつきました。

やりたいと思っている選手が
いろいろ聞きたいけど聞いてもいいのかなと
モジモジしている場面はがあります。
その時間はものすごくいろいろなことを考えている時間です。

なので時間がゆるすかぎり、私は待って話を聞こうとします。

すると、保護者の方が「〇〇聞きたいって言ってたでしょ!」言ってしまいます。

そうなると選手は何も言わなくなって
自分がやりたいことを親に言えばなんでもそろえてくれると思い、
自分で表現することをしなくなります。

やらなければ身につきません。

保護者のみなさんはぜひ我慢して見守ってあげてください。

「期待」と「裏切り」


選手たちのメンタルトレーニングの一場面で、大切にしているものと聞くと「家族」と答える選手がおおいです。

そして、家族は何を期待していますか?と聞くと「勝つこと」と答えます。

簡単に「勝つこと」と言える選手を皆さんはどう思いますか?

保護者の方と話を聞くと、
「最後までやりきってほしい」
「楽しくやってほしい」
「一生懸命やっている姿をみせてほしい」
とういう声がきこえます。

なぜ、選手と保護者との間で違いがうまれてくるのでしょうか?

勝つこと=一生懸命

というところがどこかにあるのではないでしょうか?

そして負けは悪いことみたいなところがあるかだと思います。

大会において一生懸命やらない選手はいないと思います。

そこまでの過程で準備が少なかった結果が負けになるだけなのです。
準備の段階で選手への期待度をどのぐらいするのか考えてみてください。

そうすることによって「裏切られた」という感覚がなくなり、純粋に一生懸命やっている姿を応援できるのではないでしょうか?

大会の時だけに一喜一憂するのではなくしっかりと選手をみて応援してあげてください。

「過保護が子どもの成長を阻害」

本日の日刊スポーツ静岡版はお読みいただけましたか?

今回の連載記事は
「過保護が子どもの成長を阻害」

先日、保護者の方に大会要綱とタイムスケジュールをお配りしたと時の話です。

「先生持ち物はなんですか?」と保護者の方からいわれました?
「えっ?」とびっくりしました。

今の中学生は、そこまでやらなきゃいけないの?って思いました。

そこで、保護者の方に
「最低限必要なものなんですか?」
「それ以外に必要な物は選手と話をしてみてください」
と言うと保護者の方は
「ユニフォームとシューズがあればなんとかなるかぁ」
と保護者同士で話をしていました。

多分ですが、中学の部活では、保護者の方も忘れてはいけないというプレッシャーが相当あったのではないかと思います。

最低限の物以外は言い方を変えれば忘れてもなんとかなります。

これらのことは、本当は選手に伝えて、選手が考えて行動しなればいけないと思っています。
今回は大会に向けて保護者からしつもんが多くきたので、このような形しました。

これだと選手は何も考えません。
すると忘れ物をしたとしても、罪悪感がないばかりか親に「なんで用意してくれなかったんだ」と逆ギレになります。

自分で準備をすれば、忘れ物は自分の責任です。
忘れ物をして試合に出れなければそれは苦い経験となり、次からは忘れることはしなくなるでしょう。

そう言った経験をすることで成長していきます。

保護者の方は、こういった成長の妨げにならないように見守ってあげてください。

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年内の配信は本日が最後となります。
登録、購読していただき誠にありがとうございます。
来年は6日から配信を予定しています。

みなさん良いお年をお迎えください!!

宮野

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