「成長」と「悔しさ」

週末、3チームの練習に参加してきました。
私が関わっているチームでは「スポーツをどう楽しむか?」を考えて
自分たちで楽しむ姿勢を表現することをやってもらっています。

当然ですが、チームのレベルが違いますので、「楽しむ」の捉え方が違います。

Aのチームは、自分たちで厳しい技術の要求し、それを完成させる楽しさや選手同士でも勝負を楽しんだり悔しがったりします。
Bのチームは、常に楽しむために決まった時は喜び、失敗した時も集まって声を掛け合って確認します。
Cのチームは、決まった時は喜びますが、失敗した時は笑っていることが多かったです。

少し前ですが、ある指導者に感情を出すようになるにはどうしたらいいか?と会話したことがあります。
その時その指導者は「成長曲線って知ってるよね(上記のグラフ)あのグラフにはないけど、身体の成長に応じて悔しがって上手くなりたいって感情ができてくるんだよ。こちらから感情を押し付けると燃え尽き症候群のようになってスポーツを長くやろうとしなくなると思っています。」と話してくれました。

この3チームは全部中学生ですが、失敗しても笑っている選手は1年生が多く、身体的にも成長はまだまだ発展途中の感じがします。同じ一年生でも、身体的に成長の早い選手は、悔しがるという感情も見られることもあります。

学校では学年で区切られることが多いと思います。
それでも身体の成長は人それぞれ。
その人その人にあった目標設定や感情を見て
アドバイスすることがが必要だと思っています。

「成長」と「我慢」

週末、練習試合や強化練習会などいろんなチームで試合形式という

練習を経験してきました。

普段の練習試合では、あまり選手に声はかけません。
選手たちでどう変化して対応するかを見ています。

強化練習会では、準公式戦に近い形だったので、
少しのアドバイスはしますが、
公式戦のようにタイムアウトを取らずに見ていました。

メンタルトレーナーさんに、

「あの時何を考えていたんですか?」
「なんで伝えなかったのですか?」
など、サポートしてくださった方々と振り返りもしました。

第三者にも入ってもらって、
選手の成長を考えたら私の答えを言わない方が成長につながるのでは
という私の考え方がまとまりました。

ひと昔前は、「そんなのわかってるよ」と
選手が不機嫌になるのを嫌がって
私は言わないという選択をしていました。

今は、「この場面工夫してくれるだろう」
という考え方で言わないという
選択に変わったことが仲間たちのおかげで
確認することができました。

他のチームの保護者や選手から
「中学の時と比べて選手たち変わりましたよね。」
って言われたことが、
彼らの成長にとって正解だったのかと思っています。

みなさんは選手の成長のために、何を我慢していますか?

「下級生」と「上級生」

バレーボールで、中学3年生から小学校4年生ぐらいまで指導をしています。
普段チームでは全員がボールに触れるようにルールを変えたり
上級生に指示を出して工夫をしています。

しかし、イベントなどを開催すると、できる選手だけがやってしまって
せっかく来ている選手がボールにさわれないことがあります。

最近男子チームには中学1年生が何人か練習参加しています。
中学3年生のスピードや高さ、パワーなど遠く及びませんが、
上級生たちは、レシーブを任せたり、スパイクを打たせるためにトスを
彼らに上げています。
そして、いいプレイができたときは一緒に喜んでハイタッチをしています。
そうすることで、1年生のやる気が上がり、もっと上手くなりたいとなっていきます。

では、先に述べたボールにさわれない選手はどうなるのか?
ボールがこない?さわれない?
となれば当然つまらないとなり、スポーツをやめる方向に向いしまいます。
部活動ではなおさらその傾向が強く
できる選手の学校を見ると、
決まった選手プレイしていなかったり、
決めた選手がすごい!と言う雰囲気があるチームでした。

時間や場所に限りがありますが、私はやっぱり多くの選手に
多くボールを触ってプレイしてもらいたいと思っています。

「環境」と「成長」

ある保護者の方から、部活で色々あってやめようか
悩んでいる選手の相談を受けました。

学校側は部活でやることが生徒の成長させると言っていたみたいですが、
「嫌だ、辞めたい」と考えるほどの環境でスポーツをさせることが
成長につながるのか?と考えています。
この保護者の方には、「思い切って環境を変えることが大切かも」
と伝えていました。

数ヶ月が経ち、しばらくクラブチームに参加して練習をしていたそうです。
そこでスポーツの楽しさを再認識して、もう一度部活に戻ろうかと
なったそうです。

すると、その選手はみんなから
「休んでいた間に何をしてたの?うまくなったじゃん」
という評価になりこれなら続けていけるかもとなったと保護者の方から
報告を受けました。

嫌な環境で我慢することはスポーツではないと思っています。
あくまでも目標に対して頑張ること、自ら我慢を志願するのであれば
選手は大きな成長をすることができます。
しかし、周りから我慢を強いられるのは、スポーツ自体も嫌いになりかねないと
私は考えます。

部活が自由化されているにもかかわらず、何かやらないといけないと
考えている方もいると思いますが、やりたい選手が集まるのであれば、
そこにはイジメのようなことが起こる可能性が少ないと思っています。

学校は話は聞いてくれますが、学校以外のとこでとは口が裂けても
言えないと思います。

中には時間が解決するだろうという方もいるのかもしれません。
しかしこの選手や保護者は変わろうとして環境を変えたからこそ
周りの見方が変わって来たのではないでしょうか?

人を変えることは難しいです。
そして自分自身も変えることも難しいと思っています。
それでも何かを変えるという行動を起こしさせすれば
自然と変わっていき、周りの見方も変わっていきます。
環境を変えることを恐れず、成長のために
勇気を持って一歩踏み出してみてください。

「1人」と「みんな」

新人戦の結果がちらほら入ってきました。
その中で陸上の中距離の選手が、入賞して県大会に出れると報告がありました。

レースの組みの中で、1位で全体で8位だったそうです。
そこで、レース展開について聞いてみました。

最初は、誰かについていて、最後の直線で抜こうと思っていました。
でも、最後のカーブに入る時に行けると思ったから、
予定より早くスパートをかけました。
目標のタイム設定が少し難しいと思っていたけど、目標タイムよりも1秒速かった。
前に1人で走った時のタイムからの目標タイムだったんだけど、
みんなと走ると楽しいし、タイムも速く走れるんだと思いました。
と、感想を教えてくれました。

練習では、競うのは常に時計のタイム。
力はついてきているだろうけど、人との競い合いがないと、
人と争っている感じがしていなかったのだろうと思いました。

スポーツは人と競い合って楽しむものだと思います。
コロナの影響や、AIなどの発達で、もしかしたら、
人と対峙することがなくなるかもしれません。

けれど、
この選手の言葉通り、「みんなと走るのが楽しい、タイムも良くなる」
これが、すごく大事ではないでしょうか?

チームスポーツがメインではありますが、個人種目の選手から
人と人とのつながりの大切さを学ばせていただきました。

「練習」と「練習ゲーム」

保護者の方にお願いされて、あるチームの練習を見学してきました。
指導しているのは、熱血漢のある若い先生でした。
先生が頑張っているのはわかるんですが、
選手はどこかさめている感じでした。

練習が進んでいき、最後にゲーム形式の練習が行われたのですが、
そこに選手たちがさめている原因がありました。

それは、練習でやってきたことにはそれほど触れずに
ゲームで大事にしなければいけないことを語っている先生の姿ありました。

確かにゲーム形式の練習では、
練習と違う大事なことを伝えなければいけません。

しかし、そこばかりしてると練習の意味がなくなってしまいます。
選手たちはそこに気づいていたんですよね。

やってきたことをしっかりと振り返るためのゲーム形式だと思います。
そこで、練習のことに触れず、ゲームのことばかり伝えていたら
選手はなんのための練習なんだろうと冷めるのは当たり前ですよね。

そんなことを保護者に伝えて帰ろうと思っていたら
保護者の方に先生を紹介されました。

先生に聞くと「ゲームが始まると、ついそっちに入っちゃうんですよね」
と言っていましたが、
「それは先生が楽しんでるだけで、選手の成長を考えていませんよ」
とお伝えして帰りました。

その後、保護者の方から、
「先生が少し変わった感じがする。と子どもが言っていました。」
と連絡がありました。

みなさんの周りの指導者はどうですか?

「練習」と「挑戦」

ある選手から、「指導者がいなくなると、ある選手が遊び出して困る」
と相談を受けました。「なんで困るの?」と聞くと
「言われてない事だし、試合で決まらないプレイだから」
そんな回答が返ってきました。

スポーツをする上で遊んでいるという感覚があるかが
大切だと思っています。

相談に来た選手は、真面目でできるプレイの精度を上げる事、
練習は厳しいものという思いがあるようです。

ある一流選手は、日本のプロリーグまで、とにかく楽しく遊びの延長で練習も試合もできた。
海外に行ったらそれが少しできなくなってつまらなかった時もあったけど
他の選手と馴染めるようになると、また同じ思いでプレイする事ができた。
と言っていました。

遊び(余裕がある状態)だから新しい挑戦ができ
クリエイティブなプレイが生まれてきます。

しかし、ガチガチに考え方を固められると、挑戦する事が
間違ったプレイをしていると勘違いすることも生まれてきます。

遊んでいると思われるやり方は少し考えないといけませんが
できないことをやろうとするのはとても大切なこと。
その気持ちが成長を促すと思っています。

なので、この選手には「できないことをするのが練習。まぁ、遊んでいると思われる行動は微妙だけど、
自分も何か難しいプレイに挑戦してみたら?
練習中も歯を食いしばらなくていいから力を抜いていろんなことやってみようよ」
とアドバイスしてみました。

みなさんどう考えますか?

「指導」と「成長」

最近、「指導」って言葉が気になっています。
コーチングとティーチングという言葉を解説したもありますが、https://wp.me/paYYgp-fv
何か違和感を感じています。

技術に対しては、「指導」という言葉を使う事がありますが、
チームとしてみていくにあたって、あんまり「指導」って言葉を
使っていないのかもしれません。

最近学校の先生と関わる事が多いですが、
その時に、
「子どもたちに対してこんな指導しました。」
と言っている先生がいますが、
行動を見ていると、答えを教えているだけで、
子どもたちのできたできていないは、あまり関係ないように
感じています。

私はなるべく、練習の内容の組み方で、
その時のテーマができるようになるかを考えています。
なので、練習時にはあまり指導していないのも事実です。
なので、「指導する」というより、
「成長するためのお手伝い」という意識があり、
そして、選手から教えていただく部分も多くあると思うので、
違和感があったのかもしれません。

人から言わせれば、それが指導じゃないのと言われるのかも
しれませんが、こんな意識を選手たちに接しています。

みなさんはどんな感じ、どんな思いで選手に接していますか?

「自由」と「困惑」

「自由にやっていいよ」
「自由に発言して!」
と言うと、子どもたちは「やった!」と喜びますが、
「で、何する?」となって、なかなか事が進まない事があります。

なぜか、選択肢を子どもたちが持っていないからです。
練習でも、子どもたちに任せると、どこかでやった練習内容を

こなす方向になっていきます。

子どもたちの自由は、ある程度決められた中での自由であり、
自由だから新しいものを生み出していくと言うことにはなりません。

これは子どもたちは全て受け身の行動が「いい子ども」と
評価される事が多いからです。

コロナの休校期間、ある選手が
「普段、時間なったら授業が始まって、放課後になったら部活があり
帰ればご飯があり、全てが用意されていたことに気づきました。
休校期間中は自分で考えて行動しないと、何もしないで1日が
終わってしまう事もありました。」
と言っていました。

時間に自由が生まれる中で、何をするか考えると言う作業が
大変だと気づき困惑したことを教えてくれました。

子どもたちが自由にできていると感じる事が

大きな成長と豊かな発想ができるようになります。
その枠を大人がどこまで広げるのか縮めるのかが
ポイントになっていくとおもいます。

みなさんの周りの子どもたちは自由な発想で活動できていますか?

「ミス」と「成長」

今日の朝の話です。
浜松は朝から雨が降っていて、娘たちは自転車通学なので、
カッパを着て準備をしています。
しかし上の子は、このぐらいの雨ならズボン履かなくても
いい、強くなってもすぐ履けるからと
ズボンを履こうとしません。

嫁さんは、もう諦めたようでしたが、
カッパのズボンをたたんでいる娘に、
私が「はかないの?」って言うと
不機嫌そうにズボンを履いて学校に向かいました。

それをみていた下の娘は、何も言わずに、上下カッパを着て
出て行きました。

大体、雨の日はこんなやりとりしています。(笑)

そして、私や嫁、祖父母が口出しをしてカッパを
きさせています。

びしょ濡れで学校に行って、着替えるの大変だろうし
風邪をひいても何て考えているからと言う思いがあるからです。

本人そんな辛い経験をする前に止められてしまうので、
自分が思ったことをやったらどうなるか予想がつかないんでしょう。

一度こう言った経験をさせてあげて
ミスから(ミスになるかわかりませんが)学びを得ることが
次に繋がり考え方の成長につながるのかなって
送り出してから思いました。

スポーツでも、大人が結果を予想しながら指導していると
やってみたら?って発想でなく、それは違うから!と経験せずに
やらせないことが多くあると思います。
やらなければわからないことはたくさんあります。

みなさんもどんな子どもたちにどんな経験をしてもらい
学んでもらいたいと思っていますか?
そこがわかると、成長のための行動ができてくると思います。

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