「雰囲気」と「流れ」

盛り上がる練習とそうでない練習があると思います。
今の時期、どこのチームも基礎を見直している地味な練習をしていると思います。
そうなると黙々と取り組むことが多くなるではないでしょうか?

多くのチームは練習の前半に基礎練習も持って来て、
徐々にチーム練習に入っていくと思います。(日本風の練習)
なので、後半練習も盛り上がって来ます。

しかし、今の時期基礎練習が多いので、
後半の練習も盛り上がりにかけてくる分があります。
コロナ禍において、試合で喜びあうこと、応援が禁止されています。

だからこそ、練習で喜び、盛り上げるということをしていかないと
本来のスポーツを忘れてしまい、仲間との関係性が薄れてしまうのではないでしょうか?

応援などが解禁されるか分かりませんが、
自分たちで雰囲気を作り、自分たちで流れを作ることを
本来のスポーツを忘れないためにも練習からやってみてください。

「練習」と「練習ゲーム」

保護者の方にお願いされて、あるチームの練習を見学してきました。
指導しているのは、熱血漢のある若い先生でした。
先生が頑張っているのはわかるんですが、
選手はどこかさめている感じでした。

練習が進んでいき、最後にゲーム形式の練習が行われたのですが、
そこに選手たちがさめている原因がありました。

それは、練習でやってきたことにはそれほど触れずに
ゲームで大事にしなければいけないことを語っている先生の姿ありました。

確かにゲーム形式の練習では、
練習と違う大事なことを伝えなければいけません。

しかし、そこばかりしてると練習の意味がなくなってしまいます。
選手たちはそこに気づいていたんですよね。

やってきたことをしっかりと振り返るためのゲーム形式だと思います。
そこで、練習のことに触れず、ゲームのことばかり伝えていたら
選手はなんのための練習なんだろうと冷めるのは当たり前ですよね。

そんなことを保護者に伝えて帰ろうと思っていたら
保護者の方に先生を紹介されました。

先生に聞くと「ゲームが始まると、ついそっちに入っちゃうんですよね」
と言っていましたが、
「それは先生が楽しんでるだけで、選手の成長を考えていませんよ」
とお伝えして帰りました。

その後、保護者の方から、
「先生が少し変わった感じがする。と子どもが言っていました。」
と連絡がありました。

みなさんの周りの指導者はどうですか?

「複数」と「単一」

最近バレーボール指導者との話の中で、出てくる言葉に「予測」があります。

・フェイントボールに反応ができない・ブロックに当たってイレギュラーに動いたボールが取れない・仲間が頑張って拾ったボールをつなぐ事ができない
これらはバレーボールに限らず、チームで行っているスポーツなら
出てくる問題かと思います。

海外の指導者が日本の練習を見て、「なんで一つ一つをぶつ切りにした練習をしているんですか?」
と日本の指導者に質問をしていました。
日本の指導者は「基礎が大事」と言っていましたが、
海外の指導者は「スポーツではいろんな事が起こることを前提に考える事が基礎ではないですか?」
と質問を被せてしまうと日本の指導者は黙っていました。

日本の指導は、今はこの練習、次はこの練習ということをして
ゲーム形式に入っていく事が多いです。

このような全体の流れが選手の考え方を複数にする事が難しくなり
この場面はこれ、あの場面でこれと単一の考え方で決めつけてしまう
環境を練習の中で作っているのではないかと思っています。

レベルの差で、想定外の事が違っていますが、
そのレベルレベルで、いろんなことを考える作業もプレイ中以外で
練習に加えてみてください。

「練習」と「挑戦」

ある選手から、「指導者がいなくなると、ある選手が遊び出して困る」
と相談を受けました。「なんで困るの?」と聞くと
「言われてない事だし、試合で決まらないプレイだから」
そんな回答が返ってきました。

スポーツをする上で遊んでいるという感覚があるかが
大切だと思っています。

相談に来た選手は、真面目でできるプレイの精度を上げる事、
練習は厳しいものという思いがあるようです。

ある一流選手は、日本のプロリーグまで、とにかく楽しく遊びの延長で練習も試合もできた。
海外に行ったらそれが少しできなくなってつまらなかった時もあったけど
他の選手と馴染めるようになると、また同じ思いでプレイする事ができた。
と言っていました。

遊び(余裕がある状態)だから新しい挑戦ができ
クリエイティブなプレイが生まれてきます。

しかし、ガチガチに考え方を固められると、挑戦する事が
間違ったプレイをしていると勘違いすることも生まれてきます。

遊んでいると思われるやり方は少し考えないといけませんが
できないことをやろうとするのはとても大切なこと。
その気持ちが成長を促すと思っています。

なので、この選手には「できないことをするのが練習。まぁ、遊んでいると思われる行動は微妙だけど、
自分も何か難しいプレイに挑戦してみたら?
練習中も歯を食いしばらなくていいから力を抜いていろんなことやってみようよ」
とアドバイスしてみました。

みなさんどう考えますか?

「勝ち」と「負け」

ジュニアアスリートがトレーニングにくる時、
前半いろんな話を聞いたり、話したりしてからトレーニングに入っています。

そこで、選手から昨日の試合は、1回戦で負けて、次は勝ったけど、
またその次で負けてしまったと話が出ました。

話を進めていくと、負けると練習の成果が得られないから
と話してくれました。

負ける事は悪い事ではないです。
でも、勝ち負けを気にしているようです。

そこで、大会前に何を練習した?
そして、練習した事が試合でできた?
と聞くと、練習した事を考えて試合をしていなかったと。

練習は試合で成果を出すためと理解しているのに
練習でしたことを確認せずに試合に入っていけば、
うまくいかないのはみなさんも分かりますよね。

勝ち負けにこだわりすぎるあまり、
やるべきことを忘れてしまう。

勝ち急いで逆転負けなんてこともよくありますが、
今何をするかを常に意識していれば、このような事がないと思います。

試合前にやるべきことをしっかりと確認する時間作ってあげてください。

「矛盾」と「行動」

高校もインターハイの代替大会が始まり、
残念ながら高校での部活を終えた選手も出てきているとおもいます。

終わると言うことは、次が始まります。
そこで、目標設定がなされ、目標に向かって、
いろんな事が変わろうとしてくとおもいます。

それらのことを受け止めれる選手、そうでない選手が出てくると思います。

受け止められない選手は
チームの決定は覆らないから、その目標に従う。
でもその行動は、自分の中の大切なことのために、従わない。
という事が起きます。

そこで、なんでやらないんだと言ってしまうと、
その選手はどんどんチームから離れていくか、
自分の仲間を増やしてチームを崩壊させていきます。

こう言った言い方ではなく、他の行動からその選手を見て
ついてあげる事が大事ではないかと考えています。
例えば、選手同士がミニゲームで遊んでいる場面は見るかと思います。
その時、観察をしていて、そこでやっていることにフォーカスを当てて
それを練習でやればできるんじゃないの?と伝えてみてください。

やらなければいけないことは、チームの誰もが分かっていると思います。
分かっていれば、考え、行動に移っていきます。
しかし、目標設定がそれらの選手と噛み合わずいるのを、
無理やり合わせるのではなく、普段やっていることを
意識させて、そこから練習に向かっていくことで、自分の行動など
難しく考えすぎた、という感じになるのではないでしょうか?

とかく人は、新たなことに挑戦することを
難しく考えて苦手とする人が多いです。
そんなことを考えながら、新チームづくりしてみてください。

「真剣」と「ガッツポーズ」

公式戦は、点が決まったり、ファインプレイが出ると
自然とカッツポーズが出ます。

さて、練習はどうでしょうか?

なかなかできないですよね。

なんでできないのでしょうか?
それは、真剣に練習から勝負をしていないからだとおもいます。

私の作っているチームの昨年の選手の話です。
大人しい選手でしたが、ゲーム形式やミニゲームをやって、

あるパターンで決めると小さくガッツポーズをする選手がいました。
それは、対戦相手が大きな選手で、ブロックに向かってきた時時です。
コースを抜いたり、ブロックに当ててアウトにしたりすると
ガッツポーズをしていました。

練習でも公式戦のように勝負にこだわった練習をしていたんだとおもいます。

今期の選手は、なかなかそう言った場面をまだみませんが、
先日来てくださったメンタルトレーナーさんから
「練習でできないことは、試合でもできないよね。
ってよく言われてない?」
この一言で、選手たちは、ぎこちないなりに小さなガッツポーズが

出てきました。

喜ぶことも練習をしなければできません。
自分たちで気持ちを盛り上げていくことはすごく大切です。
試合でどうやってリズムを作っていくか?
選手と考え、練習からしてみください。

「一生懸命」と「本気」

保護者の方からオファーをいただき、
あるチームで指導するための準備をしています。

まだみてもいない選手をイメージしながら、
大会予定と自分の予定をてらし合わせて
どのぐらい参加できるかなどなど、
考え準備することはつきません。

新しいチームにはいるには多くの準備が必要です。

その準備のなかである動画にであいました。
それは、元日本代表の選手がチームに入っていく動画です。

チームは全国大会に出場が決まっているチームです。

そこで
「スポーツをやっている人たちは、練習から一生懸命やっている。
 でも、本気でやっている選手はどれだけいるだろうか?
 そしてあなたたちはどうなの?」
選手に問いかけている場面がありました。

いろんな場所で、指導をさせてもらっていますが、
これをやろうって言えばみんな一生懸命やってる。
意図がわからないと違うことをやりだすこともありますが、
それでも、やろうとしてくれいます。

ただ、そこには自分に勝つため、上手くなるため、上位にはいるためなどを
考えて行動しているかが本気でやることであって、練習から本気でやっている選手は
少ないのかなって思います。

大会になればみんな本気になります。なので練習でできなかったことが
できるようになる場合があります。
ということは、練習で本気でやっていたら

その選手はもう一つレベルアップができたのかもしれません。

学生スポーツは期限が限られています。
少しでも本気になって取り組めるようにもう一度準備をしなおします。

みなさんの周りの選手は常に本気で取り組んでいますか?

「過去に執着せず、前向きに」

本日の日刊スポーツ静岡版はお読みいただけましたか?

今回の連載記事は
「過去に執着せず、前向きに」

1年間続いた、こちらの企画も次の方にバトンタッチとなりました。

いろいろ難しいタイミングですがぜひお読みください。

ある保護者から
「引退後、仲のいいことたちが集まって練習しているみたいだけど、それって楽しいだけで練習になるのかな?
宮野さんのところに行かせているのは楽しいだけでない部分を感じて欲しいかなんですけど。」

と話をいただいたことがあります。

楽しい=遊び

遊びは、単にそれ自身が楽しいものだそうです。

ある程度規制をかけて、指導者からのメッセージや成長を感じれるのものが練習になるそうです。

先日高校生たちの自主練をしている姿をみました。
そこでは、ゲーム形式は楽しんでやっていましたが、所々で筋トレを入れてみたり、自分たちで罰ゲーム的なトレーニングを組み込んだりしていました。

この違いは何か?

未来を想像してやっているかどうかになると思います。

よくみてみると、トレーニングをやっていたのは、県トップを目指している選手で、ただ身体を動かしたいだけの選手はトレーニングをしていませんでした。

近い未来、遠い未来をしっかりと考えていけば、今を大切にすることができます。

この春休みにしっかりと未来を考えて、これからの行動に活かしてみてください。

「楽しい」と「遊び」


先日私のメンタルトレーニングの師である藤代とビデオミーティングに参加しました。
(移動中だったので、話をきくだけでしたが。)

そこで、
遊びと練習の区別をつけることが大事
遊びはそのものが楽しいもの
練習は指導者からのメッセージがある行動
と言われていました。

ちょうど私が関わる現場で
ある選手は「もっと好きになるためになにができますか?」のしつもんに答えを見出すことができず
あるチームは遊びと練習の区別がなくなり、今何のプレイを練習すべきなのかが理解せずに淡々とこなすだけになっている
このようなことがあったので、すごく印象に残っています。

スポーツは、うまくなればなるほど、いろんなことができるようになり楽しいものになります。
球技大会や体育で無理やるやらされていると技術が乏しいからつまらない。

楽しさを経験すると辛い、厳しいものも楽しさのために自ら行動をとります。

そこには指導者からメッセージではなく自分からのメッセージで練習にかわってくると思います。

そうなると、本当に楽しい練習ができるのだと思います。

遊びから卒業して自発的に行動を取ってもらうためにも
「今はどんな気持ち?」と確認をして
「これからどうなりたい?」と選手に問いかけてあげてください。

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